今年初めに当選したショパンクイズの賞品が、昨日ようやく手に入りました。 当選通知後、一月以上も音沙汰なしだったので、ポーランド・インスティトゥートに確認してみると、案の定、かなり 前にこちらへ送ったとのこと。届いてないのなら再送するという話だったけど、このところ、フランスの郵便局への 不信感が強くなる一方だったので、そう遠いところでもないしと、直接、出向くことに。 賞品を渡してくれた秘書の女性は、とても気さくな、感じのよい人で、 「来てくれてよかったわ。お陰であなたとも知り合えたし、手渡しなら、中身が傷んだり、変形したりすることもない から安心だもの。実際、ひどい状態で小包が届いたと苦情を言ってくる人もいたのよ」 と話しながら、賞品がいくつも入った大きな紙袋を手渡してくれました。 さて、肝心の中身ですが・・・ まず、ショパンをモチーフにしたポスター集とショパンのCD 演奏はヤヌシュ・オレイニチャック。 ピアノは1839年(ショパンの没年!)製のエラールです。 オレイニチャックは、ロマン・ポランスキの映画「戦場のピアニスト」でピアノ演奏を担当したポーランドのピアニスト。 ソフィー・マルソーがソランジュ(サンドの娘)役で出演する「ノート・ブルー」にもショパン役で出ているのですが、 この映画、日本では完全にお色気映画扱い・・・(絶句) そしてこちらは、ツィプリアン・カミーユ・ノルヴィッドがショパンについて書いた文章を集めたもので、ポーランド語の 原文に仏語訳がついた二カ国語版。ノルヴィッドは、パリでショパンとも親交のあったポーランドの亡命詩人です。 ショパンをモチーフにしたポーランドの絵本をフランス語に訳したもの。 クイズの賞品だから、当然、子供の当選者も念頭に置かれているのでしょうね (・・・というか、本来、大人がしゃしゃり出るようなものじゃないのかも・・・(汗)) すでにご紹介したポスター集(背表紙)とその他の小物。 ワルシャワのミニガイドブック(仏語版)2冊とDVD、記念コイン。 ワルシャワっ子にとって、ショパンは国の誇りというより、郷土の誇りなんだろうな。 和製クラクフっ子の私はちょっと寂しかったりして・・・ 左側の赤いリボンのついた袋に入っているのはクルフカ。 キャラメルの一種で、クリーミーさには欠けますが、素朴な味のポーランド銘菓です。 というわけで、紙袋の中身はこれでおしまい。 そして今日は、ショパンの誕生日。 賞品のアルバムを眺め、オレイニチャックが弾くショパンのCDを聴き、Norwidのショパン論を読みながら、 ピアノの詩人の生誕を祝うことになりました。 偶然にしては余りにも出来すぎのような・・・
by yokusia
| 2011-03-01 20:03
| 音楽
|
最新の記事
カテゴリ
タグ
最新のトラックバック
以前の記事
2011年 12月
2011年 10月 2011年 08月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||