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2010年10月21日 コンクール

昨夜は、コンクール関連番組の一環として、55年前(!)のショパンコンクールで3位とマズルカ賞を受賞し、今回、
審査員のひとりとして来ポ中のフー・ツォンへのインタビューがありました。

「なぜショパンコンクール出場を決めたのですか」という質問(だったと思う)に対しては、

「決めるも何も、中国ではすべてが政治がらみですよ。中国政府について重要だったのは、当時、ポーランド共産党
第一書記だったビエルートからショパンコンクールの招待を受けたということだけです。」

「あなたはマズルカ賞を受賞されていますが、どうやってそんなに見事なマズルカの演奏を習得されたのですか」
という質問には、

「耳からです。当時、好きだったポーランドのピアニスト(フリードマンの名が出ていた気がする)の弾くショパンを
繰り返し聴いているうちに自然と身につきました。実を言うと、コンクールへの参加が決まるまで、まったくマズルカ
を弾いたことがありませんでした。(会場で?)その話をしたら、「それなのになぜ、よりによって、一番深く哲学的な
難曲ばかりを選んだんだね」と驚かれましたよ。マズルカの演奏において大切なこと、それは直感だと思います。」
(例によって超大雑把訳)

もしこの話が本当だったら、ちょっとすごすぎる・・・





入賞者発表があったのは昨日の深夜すぎ。

フー・ツォンの前にインタビューをうけたアダム・ハラシェヴィッチ(1955年のコンクール優勝者、審査員)が、自らの
教え子でもあるオーストリア人のIngolf Wunderについて、

「彼の演奏は素晴らしい。第三次予選で彼が幻想ポロネーズを弾いた時、審査員席にいたマルタ・アルゲリッチは、
感動のあまり涙を浮かべ、演奏が終わった頃には目のふちが真っ赤になっていた」

とコメントしていたので、一位はWunderで決まりかなと思ったのですが、なんと実際の優勝者は、ラジオの総評で
けちょんけちょんに貶されていたロシアの女性ピアニスト、Yulianna Avdeeva。

・・・とものすごいどんでん返しに終わりました。

と言うわけで入賞者6人は以下の通り。(詳しくはコチラ

1 Ms Yulianna Avdeeva (Russia)
2 Mr Lukas Geniušas (Russia/Lithuania)
2 Mr Ingolf Wunder (Austria)
3 Mr Daniil Trifonov (Russia)
4 Mr Evgeni Bozhanov (Bulgaria)
5 Mr François Dumont (France)
6 受賞者なし

今回は2位が2人いて6位はなし。
選ばれたピアニストたちがこの先、どんな運命を辿ることになるのか楽しみです。


追記

ポロネーズ賞 Lukas Geniušas
マズルカ賞: Daniil Trifonov
コンチェルト賞: Ingolf Wunder
ソナタ賞: Yulianna Avdeeva
幻想ポロネーズ賞: Ingolf Wunder


追記2

Evgeni Bozhanovが授賞式をキャンセルしたのにはちょっとびっくり。
体調のせいか、それとも4位という評価に満足できなかったのか理由はよくわからないけど・・・。




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by yokusia | 2010-10-21 06:24 | 音楽
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