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2010年10月20日 コンクール

ショパンコンクール、ついに最終日を迎えました。
最後の3人(リトアニア系ロシア人1人、フランス人2人)の演奏は今日の午後6時から。

その後、結果発表、明日のファイナリストコンサート、授賞式という流れのようですが、なんとその様子が、フランスの
テレビ(Arte)でも放映されるよう。

明日の夜10時30分からで、ワルシャワからの生中継だそうなので、ちょっと楽しみ・・・
日本でも、コンクール終了後、特別番組が組まれるかもしれませんね。
今回、アジア人は全滅だったけど・・・

そうそう、てっきり公開中だとばかり思っていた17日の記事、非公開設定になっていました(泣)
出場者の演奏ビデオのリンク(今のところ第三次予選まで)があるので、興味がある方はご覧くださいね。



コンクールで熱くなっているのは会場の聴衆だけに終わらず、ラジオで総評を担当している批評家たちもものすごい
興奮状態。第3次予選でひいきのピアニストが落選した時も「スキャンダル!」とすごい剣幕で憤っていたし。

ラジオだから姿は見えないとは言え、口角から泡を飛ばしているのでは・・・と思うくらいヒートしていて、もう批評も
へったくれもないと言う感じ。・・・と言うか、一応、公の放送なのに、これほど感情的、主観的なコメントが許されて
しまうところがまたポーランドらしいと言うか・・・。これはもう、討論より口論に近い感じ。

ショパンコンクール(5年に一度)って、チャイコフスキーコンクール(4年に一度・・・だったと思う)と共に音楽界の
オリンピックと言われることが多いけど、たしかにこの盛り上がり方はオリンピックの解説者に近いかも。
とは言え、同国人をひいきするようなことなく、個人的な音楽の好みだけで評価している点は感心するけど。

昨日の演奏者は、ロシア人の若い男女にオーストリア人男性がひとり。
最初に弾いたロシア人青年(若干18歳!)の演奏はあまり惹かれるものがなかったけど、二人目はなかなか
よかったのでは。ラストに弾いたオーストリアのピアニストは、透明な音と音色の多彩さが心に残る演奏。

相変わらずパソコンの音はひどいし、大半は「ながら」鑑賞だったので、あまり集中して聴いたわけではないのだけど。

その後、この日の寸評を聞いたのだけど、私がそう悪くないんじゃないかと思ったロシアの女性ピアニストに対しては、

「なんて品のないルバートなの。ペダル踏みっぱなしだから、音も不明瞭だし、聴くに耐えない演奏だわ」
(某女性批評家)

とすごい貶しよう。気の弱いピアニストなら、こんな批評聞いただけで弾く気が失せてしまうのでは。

それとは逆に、オーストリアのピアニストに対してはものすごい入れ込みようで、

「なんてクリアな音!音色も多彩だし、デリケートだし、鍵盤の上で音と戯れているような演奏もいい。おまけにあの
エレガントな挙措!なんて素敵なの!こういう演奏は、ただ若いだけのピアニストにはとても無理ね」

と手放しの賞賛。(もしかしてこれも同じ女性批評家?)

一人目についての批評は聞き逃したけど、「ただ若いだけのピアニスト云々」と上記の批評でわざとらしく言っている
ところを見ると、たぶんあまりポジティブな評価ではなかったのでは。

私が惹かれたのは、一日目に弾いたWakarecyの演奏なのだけど、これは解釈が良かったというより、コンチェルト
2番のもつ魅力のせいかも。

インタビューでピアニスト自身が、

「この曲を弾くのはものすごい快感。ひとたびその中に沈み込んでしまったが最後、あまりの心地良さに出るのが
嫌になる・・・」

と言ってたけど、本当にそんな感じの演奏。

さて、明日はどんな結果が出るか(そして総評時の荒れようも(苦笑))、楽しみなような、怖いような・・・

そうそう、今日、Amazon fr.で、ピアノの先生お勧めの二冊、「弟子から見たショパン」とギーゼキングの「ピアノ奏法」
を購入しました。日本へ発つ前に手に入れば嬉しいけど、無理かなぁ。シューベルトの連弾集は、明日、楽譜やさんで
手に入れる予定です。
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by yokusia | 2010-10-20 22:55 | 音楽
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